2003年11月

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2000年9月全島避難で住み慣れた三宅島を後にし3年がたちました。一昨年の春、単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを書いています。
3月に「火山ガス検討委員会」の最終答申が出されました。火山ガスの健康へのリスクも踏まえて、今後の帰島時期、方法、対策について行政と島民がコミュニケーションを深め、戻れる人から段階的に帰島できるような道が開かれればと期待します。

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11月30日
この季節外れに、なんと台風接近。945hPa、最大風速45m/h、直撃されればハウスは潰れるだろう。進路がそれてもかなりの強風でビニールを破られる可能性は大きい。ハウスの中に風が入った場合に備えフラワーネットの高さを調節、高いと商品になる部分がネットと摩れて傷がつくし、低いとユリ自体が倒れてしまう。ビニール全体が破れれば、どうせ全滅だが、やれることをやっておくしかない。進路がそれることを祈るのみだ。
11月26日
25日、26日と三宅島滞在型一時帰宅事業に息子と参加。三宅の自宅倉庫は園芸用アーチパイプとビニールシート製。ビニールが劣化し破れそうになっていたので、今回はシート張替えが目的。前回は雨で張替えができなかったので、これで一安心。パイプ自体はシートを被っているため、まったく錆びていなかった。畑のハウスもビニールがかかっていれば錆びなかったのだろうが、後の祭りです。
11月18日
今年の冬はやたら暖かいのだが、一応早めに暖房の準備だけはやっておかねばならないので、ハウスの中で内張りビニール張り。これから蕾の膨らみ具合と気温を見ながら、暖房機の運転開始時期を決めることになる。
11月17日
私も時々お手伝いをしているフリージア農家Yさんが、私のハウスの隣接する畑でもフリージアを植え付けられた。この畑では花を採るのではなく、球根生産。オランダから輸入した豆粒程の小球を養成し切り花用大球に育てるそうだ。
11月16日
冬のスカシユリの出荷が始まった。価格が安いためか鮮やかな色が好まれるのか、島内販売ではオリエンタル系ユリよりスカシユリの方が良く売れる。島外からの注文は贈答用が中心のためかカサブランカなどオリエンタル系ユリの注文が多い。
11月9日
隣の隣の集落、中之郷地区の園芸有志の方々が毎週日曜日の早朝に朝市を開催されている。冬は朝6時から、春〜秋は朝5時半から、大体1時間程度。こじんまりとした朝市なので、沢山売れるということではないが、少しでも収入増と宣伝の意味から、朝寝坊しないかぎり参加させてもらっている。農家の方が主体的かつ継続的にもう3年間続けられているということで、すばらしいことだ。
11月8日
冬の産直ユリ、オリエンタル系はまだ生育中だが、スカシユリの蕾が膨らみ始めた。案内状、チラシなど宣伝準備も急がないといけない。
11月7日
HP作成などでお世話になっているNPO法人アグリコミュニケーション代表冨田きよむ氏が、農家インターネット産直関係CD-Rom作成ロケの一環で八丈島に来島。ユリの端境期で出荷が少なく、申し訳なかったが、一応当園の撮影などをして頂いた。来年2月20日発売予定だそうなので、今から楽しみ。
11月2日
9月に襲来した台風15号で我が家の軒先も潰れてしまった。ハウス修理が忙しく手を付けられずにいたが、三宅島から避難しているAさん達がありがたいことに作ってくださった。島のお年寄りは器用な方が多く、作業小屋程度は自分で作ってしまう人も珍しくない。