2月


                                1月の記録

2000年9月全島避難で住み慣れた三宅島を後にし2年5ヶ月がたちました。一昨年の春、単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを週に1〜2度書いています。
今月は、1月に冬のユリ出荷も終わり3月のカサブランカ球根植付けまで、ちょっと一休みの月です。
先月から東京ー八丈島航路が週3回三宅島に寄港することになり帰島に向けての朗報です。しかし一般島民は自由に行けるわけではなく、私も1月から3月の間に日帰り帰島が一回できるだけです。4月からは数日間の滞在型一時帰島が予定されていますが、これも順番制でしょうから年間何回行けるかは分かりません。

<画像をクリックすると拡大されます。>

2月28日
来月中旬からお中元用のカサブランカ球根植付けが始まる。先ずは土壌消毒からスタート。「バスアミド」という粉状の土壌消毒剤をハウス全体の土に混ぜ込むと、土中の水分と反応してガスが発生する。そのガスが逃げないように全体をビニールで覆い、2週間ほどおいておく、その後被覆を外し、耕運機で2回ほどかき混ぜてガス抜きをする。今は土壌消毒は農薬頼みだが、近頃熱湯消毒、蒸気消毒、太陽熱消毒なども普及し始めているので、そのうち挑戦してみたいと思っている。
2月22日
先月の29日に植え付けたスカシユリが20センチ程に伸びてきた。やはり冬の植付けでは気温が低い分、成長がゆっくりなようだ。春の産直用のつもりだが出荷は4月からになりそうで、ちょと遅いかな?
2月15日
春の産直スカシユリ用球根を10日程づつずらして植え付けている。一部のお客様から鉢植えユリの希望があるので、数は少ないけれど準備をする。今回は切り花用品種だが、赤、黄、桃色の三種類5球を7号鉢に植え付けた。量は少なくても栽培形態の異なるものが加わると、結構管理が面倒になってしまう。しかし顧客サービスの一環としてできるだけお客さんの要望には
答えていくつもりである。
2月11日
そろそろお中元用カサブランカ球根の植付け準備しなければならない。先ずは冬用出荷の終った球根を掘り上げて処分する作業から開始。使い終わった球根だが、ただ捨ててしまうのもったいないので、希望する方には無料でご提供中。今日も引き取り希望の方がみえて、自分で掘って持っていって頂きました。球根希望のかたは2月14日まで連絡ください。
2月8日
ちょと上京していまして、昨日八丈に戻って来ました。またまたHP更新が遅れすみません。
近年八丈島で生産が増えている球根切り花サンダーソニアの種まきをした。一般的にはニュージーランド産の輸入球根を購入するが、球根の値段が高いので採算的には厳しくなってしまう。八丈島でも輸入球根も使うが、実生(種から)で球根を作っている農家が多いとのこと。私も球根作りに初めて挑戦。球根を買って植えれば3ケ月で出荷できるが、種から始めると2年近くかかるらしい。球根を買う資金がないので時間がかかってもやむを得ない。