12月


                                   11月の記録

2000年9月全島避難で住み慣れた三宅島を後にし2年3ヶ月がたちました。一昨年の春、単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを週に1〜2度書いています。
今月後半に入り産直ユリの出荷作業に追われ、それに風邪までひいてしまってHP更新が滞ってしまいました。
半月分をまとめての更新です。

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12月31日
大晦日のNHKラジオ「ゆく年くる年」と元旦の夕方にうちのハウスから生中継をするということで、昨日からスタッフの方4名が来島。放送時間は5分位を3回予定だが、回線準備、機材調整、送信試験、打ち合わせなど二日掛かりで大変そう。「三宅島から八丈島へ避難しているユリ農家」のお正月ということだが、私は大晦日も元旦もお年賀用の出荷作業でやはり仕事継続です。
12月26日
その日の荷造り出荷後、夕方から翌日出すユリを切るが、明るい間では間に合わず夜も電気を点けて採花作業。それから花のチェックと水揚げ作業、体調不良状態で実に辛いが頑張るしかない、、、。
12月26日
午前中に箱詰めしたユリは郵便局に持ち込み、昼と夕方の飛行機便で発送。これ位の量を3回程、今の時期一日に80〜90箱程度出荷するが、やはり開花遅れのため、お正月注文の一部のお客様には、お年賀用に変更して頂くことになってしまった。快く無理を聞いてくだっさたお客様にはただただ感謝感謝です。
12月26日
クリスマス用、お正月用出荷で、夫婦2人では対応しきれず、知り合いの奥さんと高校生アルバイト方に手伝ってもらう。皆さん初めての方々だがすぐに要領を覚えられ大助かり。私は連日の無理が祟り、風邪もひいてしまい、熱と咳でフラフラ状態、出荷の最盛期で寝込む訳にもいかず、朦朧としながらも働き続けることになる、、、。
12月22日
当地八丈島は一週間以上曇りと雨が続き、太陽がまったく顔を出してくれない。お正月用採花ピークを12月25日に合わせる計画だったが、最後の微調整段階の天候不順で3日程遅れてしまいそうだ。三宅島の冬は西風とともに連日晴天が続くが、八丈島は冬の西風でも曇ったり雨が降ったりする。同じ伊豆諸島でも島によって天候が随分と異なる。
12月13日
ユリの開花も順調に進み一日40〜50箱の発送。どうも私は花束のラッピングやリボン付けなどが手早くできない。こういう仕事は女の人の方が上手だ。注文の事務処理と花束のラッピングは女房の力が大きい。普段のユリ栽培は一人でもできているが、出荷のこの時期は夫婦でやらなければとても無理である。
12月9日
遅れていたピンク系ユリも出荷できるようになった。12月上旬出荷希望のお客さんにちょっと待って頂いていたがこれで一安心。最初に出す予定だった「マルコポーロ」が生理障害で出荷できなくなったが、これから始まる「ソルボンヌ」は良い出来栄えなのでお客さんにも喜んでもらえるだろ。
12月7日
遅れていた12月上旬予定のカサブランカの出荷が始まった。注文の事務処理とユリの温度管理と出荷作業が重なって夜なべをしても追いつかず連日寝るのが朝の4時ごろ。もう一人では限界、急遽女房にSOS、明日八丈にきてもらうことにした。写真は夕方切った花を明朝の出荷にそなえて夜なべで一本一本チェックをして水揚げをしているところ。
12月1日
これはクリスマス、お正月用出荷のカサブランカのハウス。11月の冷え込みで遅れていた生育も夜間22度の加温で挽回してくれた。これからは暖房温度をさげて様子を見て、中旬にもう一度温度を上げて下旬開花にもっていく予定。おそらく大丈夫だと思う。